産業・経済

マンゴー規格の統一を

毎年、マンゴーの収穫が始まるこの時期に開催される「宮古地区マンゴー目揃え会」が、20日午後2時から。市役所上野庁舎で開かれ、多くのマンゴー栽培農家が出席してマンゴーの出荷規格や最も適した栽培方法について学んだ。

この目揃え会は、マンゴーを出荷する際、品質にばらつきがあり、消費地の関係者から時折クレームが出ることがあるため、これを統一し各農家が規格を統一させて出荷するという意識を植え付けることを目的に、JAおきなわ宮古地区本部、県農林水産振興センター、宮古島市農政課が共同で開催している。
同会には約20人のマンゴー栽培農家が出席。まずJAおきなわ宮古地区営農振興センターの寄川真営農指導員が「マンゴーの品質、出荷規格について」とのテーマで講義。寄川指導員はテーブルに置かれたAランク(糖度15度以上)、Bランク(同13~14)、Cランク(同12~13)の3種類のマンゴーの見本を示しながら「A、Bランクは主に贈答用で、Cランクは家庭用として食されるのが普通」と述べ、さらに「鮮やかな赤い色がAランク、50%ほど赤いのはBランク、黄色が多いのがCランクとなる」として適度な収穫時期を間違えないようにすることが重要」と述べた。また、宮古塗ん水産振興センターの渡久山みき主任技師が栽培方法を講義。「収穫前十分なかん水を忘れないこと、病害管理は徹底」など、栽培で注意する点を説明した。