政治・行政

九条含め全面改正すべき市長、憲法評価で見解

開会中の宮古島市議会(佐久本洋介議長)6月定例会一般質問3日目の21日は狩俣政作、仲里タカ子、濱元雅浩、友利光徳、平百合香の5氏が登壇した。仲里氏は下地敏彦市長の政治姿勢の質問で憲法への評価、改正についての考えを聞いた。これに下地市長は憲法制定から70年余が経過し、日本を取り巻く世界情勢の変化などを挙げ、「国民の生命、財産を守る観点からも九条を含めて全面的に改正していくべきだ」との考えを示した。また「九条には自衛隊の設置を正しく位置づけるべき」とも述べた。

憲法への評価や改正などの考えを述べる下地市長=市議会議場


下地市長は、憲法の評価について「現在の憲法は戦後のGHQにより制定され、国民の考え方が十分に反映されていない。憲法制定から70年余が経過し、国内の経済、社会が大きく変化しており、我が国を取り巻く環境は激変している、国内、国際的にも憲法制定に想定していなかったことがらに適切に対応しなければ国の安全は確保できない。世界的にも見ても、憲法はそのときどきの情勢も勘案して変えていくことになっており、我が国も世界情勢を見極め改正していくべきだ」と述べた。
陸上自衛隊ミサイル弾薬庫配備についての質問では、仲里氏が「千代田の陸上自衛隊基地に弾薬庫が建設されており、中距離多目的誘導弾や迫撃砲が運び込まれていたことが発覚したことに防衛大臣は『説明不足だった。一旦運び出すことにした』と説明しているが、市は運び出されたことは確認したか」と聞いた。
友利克企画政策部長は「運び出したことは確認していない」と答え、防衛大臣が4月7日の宮古島駐屯地部隊の式典で「島外に搬出した」と述べたことを説明した。
保良鉱山に計画されている保管庫が保良や七又の集落から約1㌔しか離れておらず住民の安全確保ができないことや千代田の弾薬庫隣の燃料タンクも民間に近く、住民を危険にさらすものであり撤去すべきではないとの質問には、友利企画政策部長は「関係法令で適切に対応していきたい」と従来に答弁を行った。
千代田の陸上自衛隊基地内では軍事車両等の洗浄のため油脂類や科学薬品も使用するとのことで基地内からの地下水汚染への不安の声がある。今後基地内、周辺の地下水水質調査を行うことはできないかの質問に、垣花和彦生活環境部長が「基地周辺では従来の地下水モノタリング調査に新たに上野豊原地区にある井戸を追加し、10月を目処に調査を開始する予定。この井戸は基地の南側にあり、基地の下の地下水の汚染質を確認するには最適の場所である」と述べた。

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